準備5:UNIX計算機にリモートアクセスする
入門HP , 準備
(linux | editor | X window | ROOT | login | remote ROOT | Geant4) , 課題(1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6)updated 2011.11.17
UNIX計算機のアカウント申請
大学や研究所のUNIX計算機にアカウントを持てば、複雑な計算などはリモートでログインして実行できる。
ヒストグラム表示などにX windowを使うので、自分のパソコンのLinuxからリモートアクセスします。(X windowを立ち上げない場合は簡単なTera Term(以下にある)などでも通信はできる。)
SSHによるリモートアクセス
SSH(エスエスエイチ)は安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコル。パスワードなどの認証部分を含むすべてのネットワーク上の通信が暗号化される。
- 自分のパソコンで Linux を立ち上げる。
- ssh -Y UUUUU@XXXXXX とタイプしてリモートログインを開始する。ここでUUUUUは登録したあなたのユーザー名(たとえばaoki)、XXXXXXは登録した計算機のアドレスまたは計算機名(例えばlxplus.cern.ch)です。
- 登録時にもらったパすわードを記入する。
- pwd などのUNIXコマンドを入れて反応があれば成功です。
- passwd とタイプしてパすわードを変更する。
- exit でリモートログアウトする。ログイン、ログアウトをくりかえしてリモートアクセスに慣れる。
パソコンとUNIX計算機との間のファイル交換
scp(Secure Copy)はセキュリティの高いファイル転送を行うコマンドである。ここでは受講前準備4(ROOT)で作ったマクロファイル testMacro.C をUNIX計算機にコピーしてみる。
自分のパソコンの Linux 上で testMacro.C のあるdirectoryでls -lでtestMacro.Cが存在していることを確認する。
scp testMacro.C UUUUU@XXXXXX:~ とタイプする。ここで:~はリモートUNIX計算機上の自分のホームdirectoryを示す(~はなくてもよいはず)。直接tempというdirectoryに送る時はscp testMacro.C UUUUU@XXXXXX:tempとする。
パすわードを聞いてくるのでタイプすると直後にコピーが実行される。
sshでリモートUNIX計算機に入り、ls -lでtestMacro.Cのコピーができたことを確認する。
Tera Termによるリモートログイン
Tera Term(テラターム)はWindows用ターミナルエミュレータである。フリーソフトなので窓の杜やSourceForge.JPや
から簡単にダウンロードできる。
Tera Termをダブルクリックして起動すればこのような画面がでる。ホスト計算機名を入れる。
次に出るSSH画面にユーザ名とパスワードを入れOKを押す。このような画面が出たらログイン成功です。
exitでリモートアクセスを終了する。