・片方のZがレプトン対に、もう片方がb-jet+bbar-jetに崩壊するチャンネルは、レプトンとb-jetはともに測定器で高いefficiencyで同定することが可能なので、バックグランド現象を低く押さえる事で出来る。
・b-jetタッギング:b-quarkを含む粒子(B±, B0など)はその寿命が と長いので、衝突点から離れたところで、 (工事中) |
ggfHzzllbb.gif |
・ATLASでのb-jetタッギングの詳細はアトラスPhysics TDRの第10章参照。→→→→→ 入門コース10ヘ行く。
[9-2] H→ZZ→llbbチャンネル用のサンプルプログラムと結果 ・サンプルプログラムはzzllbb.f77(神前製) ・必要なライブラリーはlibrary.tar(tar形式)に入っている。解凍するには、 > tar xvf library.tar ・zzllbb.kumac実行マクロ(神前製) ・hpro-ggf_hd-zz_hm0400_llumi_n001.ntplを解析すれば、以下のような出力が出るはず。 out9a.gif : out9b.gif : out9c.gif : out9d.gif : out9e.gif : out9f.gif out9g.gif : out9h.gif : out9i.gif : out9j.gif : out9k.gif
[9-3] jet の扱いに必要な処理について(神前による): (1) b-jet tagging efficiency atlfast の simulation の結果作られた ntuple には、まだ b-jet のtagging efficiency が考慮されていません。 通常は low luminosity の場合で 60%、high luminosity で 50% などの値が用いられますが、実はこれは efficiency と background contamination の兼ね合いで変えうる値です。 (2) fake b-jet from light quark jets b-jet tagging を行なった場合、同時に light quark を b-jet と間違える効果も考慮されなければなりません。 (3) jet energy correction これは b-jet tagging とは意味が異なりますが、最近の full simulationの結果を用いて atlfast で作られた jet (b-jet も含む) の energy をより現実的に correction することが出来ます。 (4) 以上の処理は皆さんの comis の function の中で行なわなければなりません。そのための subrouitine が /home/atlasjpn/atlj_sim/comis/ の中にありますので、 include '/home/atlasjpn/atlj_sim/comis/subrouines.inc' を comis の function の最後に書き加えることにより全ての subroutine を使うことが出来るはずです。 一つ注意しなければならないのは、講習の web の例ではおそらく pttop.f がすでに include されていると 思われますが、これが上の library の中のものと duplicate していると思います(ただし、皆さんの coding に依りますので、全ての方がそうなっているかどうか分かりませんが)。もしこのようなduplication があった 場合には .f77 を扱うときに怒られますので、皆さんのinclude の中から該当する .f の行を削除して下さい。 (5) 具体的な subroutine の使い方ですが、皆さんの program の一番最初に以下の code を加えてください。 integer nsetbje parameter (nsetbje = 5) integer iftau,ifveto parameter (iftau=0, ifveto=0) real epsitau parameter (epsitau = 0.5) integer indveto parameter (indveto = 2) call atlfastb(nsetbje,iftau,epsitau,ifveto,indveto) call jetcorr このうち atlfastb -- b-tagging and fake b effect jetcorr -- jet energy correction となっています。それぞれのパラメタ-の内容については上記の /home/atlasjpn/atlj_sim/comis/ の下のそれぞれの subroutine の code を見てみてください。