アトラス日本Si-soft:2006 冬の筑波大 作業会

2006.2.6 (T.Kondo): Atlas日本si-soft | 2005年6月KEK作業会 | 2005年夏のCERN作業会 | HowToRunInDetCosmicSimulation

2006.2.5(日) 15:00 成果発表(山下・美馬・永井・近藤・井上)

  • 井上:井上WEBpageを作った。si-softのHPからたどれる。美馬pageに従って11.1.0で走らせた。環境設定で.bashrcの中のhistory定義を落せ。moniteringのcheck outは11.2.0からは必要なし。Simulation → InDetCosmicDig.pool.root → Digitization → InDetCosmicDig.pool.root → Reconstruction → (JiveXML=Trueとセットして)JiveXML_0 の順序で行った。AtlantisGeometry=Trueとしてcalorimeterの表示を避けた。atlantisで8 eventまでplotしたがSCT hitが見えない。ーー>atlantisのdata→indet→SCT→spacepoint,SiClusterをクリックする。新しいAtlantisは/scratch/atlsoftの下にある。
  • 山下:Z→μμのwidth(鳴っているstripの数か?)分布を見て、それが2のときのみのresidualをプロットしたらどのレイヤーも2つの80μ離れたほぼ同じ高さの2つのピークが出た。1のときはでない。nc-1の補正がないとき±40μにピークが移る。μ1本を作ってやってみる。−−>widthの定義は?widthはdoubleタイプなのにif文中でそれをintegerとして使うのは良くない。最初の数eventのresidualをcoutで出力してみた。ーー>殆どの値が大きくてヒストグラム分布と合わない。coutする場所がevent選定の前なので選定後にすること。
  • 永井:永井pageの2/4memo参照。11.2.0で成功し20万event作った。Reconstructionが作ったntuple.rootでMake.Classを行うと自動的にCosmic_Ntuple.hやCosmi_Ntuple.Cが作られ、Drawすれば3次元プロットも出来る。space pointが4以上を要求してeff=(recされたtrackの数)/(MC Truth のtrack数) のエネルギー分布を出したら、宿題の第1図に近いプロットが得られた。高エネルギー部分では統計が足りない。
  • 美馬:永井と同様にroot内でtree->MakeClass("CosmicCBNT");してCosmicCBNT.hを作り、その中のtrk_SctRes[60][32]などが関係するもの。tree->Scanでtrk_barcodeを使いefficiencyはヒストグラム割算法でやろうとしたが割り算が出来ない。

    2006.2.4(土) 17:00 進行状況(山下・美馬・永井・近藤・井上)

  • 美馬:11.2.0のinstallが出来た。美馬pageのpart-2に手順を書いておいた。この中で、for file in `find...........; doneのbashのdo-loop部分を入れて全てのcmtをgmakeしなければならないことがわかった。ntuple.rootのあたりをやっている。
  • 永井:進行状況を永井pageの02/04にある。11.2.0で走らせるにはlogin時の環境設定に注意すること。ReconstructionのフラグInDetCosmicFlags_jobOptions.pyのdoTrkNtuple=Trueにすると大変多くのntuple変数が出来る。一部の変数の説明はVariables of the CBNT ntupleに載っている。doTrackSegments = FalseならばCTB程度しか出てこない。ーー>それらの変数をきちんと理解するには、それらが計算されているソースを見つけないとだめだが、trackingプログラムはCBNTの下などあちこちに分散しているので簡単でない。(美馬)googleで範囲をcern.chなどに限って探索するとかなりすばやく見つかる。
  • 山下:Z->mu+muのsimulationのsourceで磁場が入っているか見たら単純ではない磁場が入っていることがわかった。山下pageにlayer2を1mm動かしたプロットを載せたらentry数が減った。例の補正((nc-1)*0.04)を行うとなぜ全てのlayerの+80ミクロンのところに2番目のピークが生ずるのかわからない。−−−>single stripだけのeventを取り出してplotしてみるとか、いくつかのeventの数値をcoutで出力してみて何が起こっているのか調べる。
  • 井上:Atlantisでdisplayできた。明日見せる。

    2006.2.3(金) 9:30-10:30 打ち合わせ(高嶋・山下・美馬・永井・近藤・井上)

  • 永井:node09に11.0.3, 11.1.0, 11.2.0をinstallした。/scratch/test/---にある。validationしたら一部動かないものがある。Pacmanでのinstallの仕方は永井ページのSR1 SCT+TRT Combined Testの1/30のmemoに置いた。Pacmanについての本ページへのポインターをlinkにおいた。
  • 美馬:root解析に必要なのでCTB ntupleを習っていた。まだ宿題のプロットは出来ていない。
  • 高嶋:trackingでatlas-id-perf@cern.chでcosmic tracking geometryに関して一杯来ているが、geomodelにお関係しているらしい。atx13でcosmic recで11.0.2でresidualを見るようにした。SCT_Cosmic_Tracksを使ってみた。straigtでfitする。tracking modelを使っているよう。localなsqliteを使って自分でレプリカでやるとし数百eventで失敗する。メモリーリークと関係するのか?ーー>これらの経過を高嶋ページに載せる。documentの整理をする。
  • 山下:山下pageにあるようにZ->mu muを走らせた。複数鳴った場合をstar+(nc-1)*0.04で補正したら上の図になった。レイヤー2がずらした量(80ミクロン)だけシフトするべきなのにみんな複数のピークが出ていておかしい。reconstructionでなくsimulationの段階で動かそうとしている。ーー>ずらさない場合をまず見ること。fittingに運動量の自由度があるのか?直線fitはできるのか?
  • 美馬・永井:space pointとは何か?田中礼のまとめに入っている。マリアコスタの12/14のOHPにかなり図がある。−−>この図と実際の対応するcodeをみて、space point formationを理解すること。
  • 美馬・永井:1月のときの宿題である2つのプロット(efficiency vs momentumとresidulal vs momemtum)をなにがなんでも日曜の午後までにつくること。
  • 井上:CERNに行くことになった。予約する。アトランテスでまずは宇宙線simulationのevent displayを行うこと。。
  • 日曜(2/5 午後2時)に会合し結果発表を行う。

    2006.1.20(金)

  • 美馬:プロットは出来てない。永井からもらったプログラムを動かす。cosmic_sample.cc。しかしまだ解読中。
  • 田中:永井のプロットを見せる。サーフェスポイントにしないと駄目?space pointってどう定義し計算しているのか?
  • 高嶋・山下:エド・モイスのコードInDetSoftwareTutorial.cxxに残差計算の部分を入れた。
  • 田中:情報を探した。atlas wiki page->atlas detector->Inner detector->ID wiki site->InnerDetectorSoftwareにいろいろある。例えばdocumentationのなかにtutorialがある。part 1-4まである。これをマスターすべきだ。digitizationのページもある。ATLANTISページもある。坂本の解説ページも信州大の講習にある。ATLASTIS画面でのVポイントの説明。
  • 美馬:実際のイベントでVを見せた。Vの意味がすこしわかってきたよう。
  • 次は2/3,4,5に筑波大で作業会。田中礼参加できない。高嶋は3のみ。近藤4,5参加。

    2006.1.19(木)

  • 美馬:これまでの進展を美馬ページに置いた(19st Jan 2006 Cosmic Simulation)。 Kyokyoの計算機上でcosmic-ray simulationをdefaultの300 events生成した。digitization, reconstructionを行いxml出力を作った。displayしようとしたが遅すぎて出来ず。 Xがネットワークだと遅いので自分のPCでやらないとだめだ。
  • 永井:宇宙線のIDのシミュレーション+リコンストラクションを11.1.0でlxplusで走らせてみた。 xmlファイルを筑波大に持ってきてATLANTISでdisplay出来た。 calorimeterがないようになった。原のnotePCのlinuxでAtlantsが動いた。 node09上での動かし方を皆に教える。root出力にgeneration情報を追加できた。 宇宙線のエネルギー、角度分布もある。宇宙線のスペクトラムは、Ian監督でM.Spiroが作った。
  • モジュールの検出効率を調べるために、7/8層のヒットを要求してやってみる。
    ← 最初にトラックフィットのχ2とMCの運動量との相関をチェックすべき。
    ← モジュールのZ方向の情報も使う。
    ← 最初はトップの4層だけなので、トップ、ボトム、グローバルの3種類でやってみるべき。昨日のMariaのメールにThijsが3種類のトラッキングを用意したとあった。
    ← 最初はspace point(厚さ285μmの中心)でよいが、現実にはsurface pointでスタディーすべき。CERNの連中は、皆それで議論している。Athenaの中でトラッキングEDMでやる。ドキュメントがWikiにある。
    https://uimon.cern.ch/twiki/bin/view/Atlas/TrackingPackageDocumentation
    の中にTrkGlobalChi2Fitterとかがある。Ed, Markus, Andreasらがやっている。
    ← 検出効率は、モジュールごと(Layer,、φ、η)にスタディーしたい。Fiducial volumeを考慮すべき。モジュールのローカル座標→ストリップの取り扱いは、Ed Moyseが2005.5にイギリスでやったチュートリアルにある。
    ← 本番では、チャージ分割やローレンツ角の効果も考慮する必要がある。
  • 美馬、山下:Windowsにxmlファイルを持ってきてATANTISでイベントを表示できた。
  • 山下:コンディション・データベースを調べている。11.0.3では手でif文を入れている。11.1.0から本格的なデータベースになっているようだ。
  • 金曜日午後1時から会合をして以下を発表する。 目標:(永井、美馬)スペース・ポイントでよいのでミューオンの運動量に対する検出効率、分解能のプロットを作る。 (山下)アラインメントの残差分布、データベースについて調べる。

    2006.1.18(水)


    終日目標めざして作業。

    2006.1.17(火) 18:00 TV会議(筑波大ー岡山大):

  • 田中礼によるSR1宇宙線テストについての12/16会合サマリー (pdf, ppt)を紹介した。データベース関係(xml, COOL, conditional DB)の理解が日本グループに必要。サマリーの11ページにあるトラッキングの検出効率と多重散乱効果のプロット(12/14のID Alignment会合のOla K. Oye参照)を日本で再現できるかやってみることにする(ーー>美馬・永井)。
  • 高嶋プログラム(火曜分)は余り進まなかった。mis-alignさせてreconstructionしたがヒストグラム(山下による)は動いてない。プログラムのversionが変わったせいか調査中。
  • Costaなど宇宙線テスト関係の担当者に学生たちの参加について連絡することにした。

    2006.1.16(月) 17:00 TV会議(筑波大ー岡山大):

  • 高嶋が今回の作業会の計画をを説明した。詳しくは高嶋のWikiページにある。今日はathena interactive、DB演習(mySQL)、Event Data Model 演習を行った。
  • 田中(礼)によるSR1宇宙線テストについての12/16会合サマリーを紹介。時間切れで明日リピートする。