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Siソフトウエア打ち合わせ

2002年7月26日(金) 京都教育大G2講義室

田中(礼)、吉田、森田、原、高嶋、田中(覚)、坂本、留田、河内

はじめに(田中for近藤)

Geant4のすべて 吉田 日本のチーム。吉田氏はユーザインターフェースとりまとめ。田中氏は可視化のとりまとめ、蔵重氏は物理、 森田氏は永続性。G4の外部レビュー。公開されているので目を通してほしい。現状での問題点。物理の部分。 エレマグ部分とハドロン部分。エレマグについてはValidationなされている。シリコンのトラッキングなど、 標準的エレマグで出来ることは使えるはず。低エネルギー部分は別扱い。闇雲にやっても動かない。よく理解 してから。ジオメトリが一番大変だが。たとえばアコーディオン形状。G4グループと共同開発した。 シリコンについては形状が簡単。手で入れても入るであろう。規模が大きくなると大変。CADのSTEPへの インターフェースもある。CERNで生活していると「物事を複雑にすると金が入る」人がいる。 データベースとのつながり。後から考える方が。XMLで全部記述し、すべてそこから自動的に生成せよという案も。 大事なことはまず始めること。評価できるものを作る。目標を決めよう。ハドロンの部分はよくわからない。 検証そのものも難しい。hit/digiについてはそれぞれの検出器サイドで。解析プログラムとのインターフェース。 AIDAに準拠。ROOTとかJASとか。テキストに落としてPAWでも。鳴門でいろいろなツールを準備している。 Q)ハドロンが遅れている理由は。 ハドロン検証。様々な局面で使われ、いろいろなモデルがある。開発者側でももっとも適当な使い方わからない。 理解大変。日本の開発者、ハドロン知識乏しい。WEBページで様々な情報得られる。参照してください。 Q)シリコンを手で入れるという話は。 後で議論する。

ATLASシミュレーション 森田 ATLASのシミュレーション。AtlFast、AtlSim、G4ベース、の3種。サブシステム側の提供すべきもの。検出器記述、 ジオメトリ番号、sensitive detector、hits/digits/digitizer。ATLASシミュレーションの現状。公式にはG4、 C++、XML、AGDD、Athena...現実には検出器記述、データベースなどなかなか進まない。 3月BNLでの検出器記述ワークショップで、MySQLベースで。XMLなども許す形で。 Athenaは重厚長大なフレームワーク。プロダクションはこれを使う。一方、FADS/Goofyは軽い。モジュールの開発や 簡単なデバッグ向け。WEBページは更新されていない。ちょっと古いが。アンドレアがAthenaにデータを渡すところを 書いている。 目標。この秋に、G3以上のものを。DC1フェーズ2にあわせる。物理有効化。ハドロン hits/digits/はLCG永続性に注目。Athenaとの連絡調整必要。 ROOT入出力出来るので、Athenaにつなげることができる。 SCTの現状。MySQLでプライマリナンバーは管理。そこからバレルSCTを作るモジュールをアンドレアが開発。 フォワードはまだ SCTモジュールの管理と物理有効化を行う人材必要。 FADS/GoofyはVRVSで会議。木曜夕方。http://www.vrvs.org/ Q)FADS/GoofyとAthenaの関係。

DC、RC現状 坂本 ATLASコンピューティングの現状 T1というよりRegional Centerと言うようになって来た。T2をKEK、神戸岡山等関西におくという話がある。 (hepnet-Jでパワードコムの話があったが、京都教育大学のみhop数の関係で10bpsで接続可能という話もある。) Data Chalenge DC1は二つのフェーズに分かれている。 フェーズ1 はもうおわりICEPPも参加した フェーズ2 9月から、Athena, G4も使って4x10^7 ICEPPでは39台のdual CPUを使って参加 管理はRocksというソフトを使う。日本は80CPUだが大きいところは500とか。 日本は数は少なかったが効率的に動かしたので評価された。 開発情報の集積 /afs/cern.chにすべてある。 移植性のあるソフトにすべき(ディレクトリ構造をおんなじにしておかないとだめだったりする) 今後の予定 データチャレンジ、ビームテスト、スライステスト、ATLAS-J computing workshopを10月後半ごろに予定 コメント 評価する人がメンテするようにする。ソフトを書かなくて良いから、アトラス全体のものとして 管理して行くようにすべき シリコンソフト 田中(礼) SCTソフトウエア情報源。メールで回ったとおり。EOI募集したが95%返事が返ってこなかった。ハードが忙しく 人を出す余裕ない。シリコングループの中にソフトウエアグループを作る。Grant Gorfineシドニー。 ほとんど一人でやっている。SCTソフトウエアコーディネータ。WBS/PBS。ソフトウエアでやらなければならない 作業リスト。 日本がどこに貢献できるか。FADS/Goofy、Athenaで、G4のジオメトリ入力。SCTシミュレーションのチューニング。 ハドロンに関しては低エネルギーの中性子があわない。テストビーム。 ミューオンは上田・石野が常駐しソフトウエアの情報確保している。シリコンは常駐者いないが。 クレモンフェランでの議論。DC2での貢献は可能。 G4の有効性を言うためにG3も使えないといけない。といってG3が解決してくれる訳ではない。 現状ではコンパクトXMLを使うことになっている。 マンパワー。それほど多くない。 仕事。ディジタル化、テストビーム比較 昨夜GGから来たメール。日本に期待される仕事。Darioからも。 大学院生。岡山、京都教育、筑波、広島で一人ずつ。学生が書いたコードであっても、最終的にはスタッフが継続性を 保証することが必要。メンテナンスが重要。評価されないが。メーリングリスト"id-perf"がIDソフトのメーリングリスト。 3ヵ月に1度software weekをやっていて次はイギリス。

議論 マンパワー。スタッフ。原、高嶋、田中(礼)、岩田、近藤 修士課程院生数名。最初はG4で切り込んでいく。G4ジオメトリ。ビームテストデータはアクセスできる。 G4ジオメトリはMySQLプライマリナンバーで。アンドレアとしてはとにかく動かさなければならない。 8月末にアンドレアのものが出る。有効性をそこからチェック。Grantはコーディネータの立場。 岡山のマシンに(80万円!)インストールして作業を始める。okatlas.hep.okayama-u.ac.jp。 FADS/Goofy、ROOT、ATHENAなど。 森田:インストールメモはある。近藤さんがWEB係。 SCTジオメトリに何をしたいのか。 まずジオメトリを作ってみよう。 直にC++でかくのでかまわない。(河内、留田) FADS/Goofy+G4(筑波、京都教育、岡山) 2003年春までに信頼できるジオメトリを入れる。 物理有効性の検証。ビームテストデータ解析。CERNでのもの。(原) 放射線耐性。これはG4でやるべきことか。 Update、CVSを使って。10月のワークショップで使い方等指導 SCTモジュール開発(リコンストラクション)。