件名 : RRB メモ 送信日時 : 2004年 4月 28日 水曜日 5:14 PM 差出人 : tatsuo kawamoto 宛先 :kondo , Tomio Kobayashi , Akira Yamaguchi , sakamoto, iwasakih, Ueda I 皆様、 LHC RRB plenary (山口、岩崎、川本が出席)と CRRB(川本、上田が出席)の簡単なメモを送ります。 川本 LHC RRB 26-28 April 2004 Plenaryおよびcomputing RRB 資料(の一部)はhttp://lcg.web.cern.ch/LCG/C-RRB/にある。 Plenary 26.April 11:00 Council ======= 2. CERN status and news. DG  DGが別件で来れなかったのでキャンセル 3. LHC machine status. L.Evans - 新しいinjection tunnel TI8 (左周り)のinstallationが進んでいる。 ビデオも見せた。面白い据え付け道具が使われている。 - LHC components o 超伝導ケーブルは1/2以上ができた。以前問題だったこともあるが、現在の生産ペースはOK。 o Dipole: 約270台のcold massがdelivered。組み立て(190台)およびテストも 遅れずについて行っている。2006年中ごろ完成のペース。 o Quads: 生産を担当している会社とその下請けの間に問題があった。下請けの会社を変更した。 約8ヵ月の遅れを生んだ。installation計画を変更して、より並列作業(2 octants -> 3 octants) を行う事により遅れを吸収しようとしている。 - 計画 o 2006年末にLHC ring closure o 2007年春からcommissioning o 2007年夏からcollision(ちょっと遅くなった?)。 10^31程度のluminosityから始めてだんだん上げる -> 10^32。電気代が高くなる11月中頃まで連続して走りたい。 4. LCG status. L.Robertson - LCG service LCG1(GRID middlewareの意味)は2003年の秋から使われてきた。 EDG, US virtual data toolkitなどの組合せ。 最初は12のサイト、年末までに30のサイトにインストールされた。 CMS Data challengeのためのpre-productionなどに使われた。あまりheavyには使われていない。 その他に、USのGRID3 (CMS pre-production)スカンジナビアのNordugrid(ATLAS)なども使われている。 - LCG2(これもmiddleware, upgraded)は2004年2月にリリース。 大規模な使用。Data challenge。 ALICE + CMS March 04 から ATLAS + LHCb May 04 から予定 ALICEは1/3のdata productionを完了。約2/3はCERN以外のサイトを用いた。 CMS DC04では、 CERN T0でreconstruction。25Hzのレベルを維持した。外のサイトへのdistribution, analysisを行う。 Full chainのdemonstrationが主な目的。Data productionは既に2003-2004にCERNやUSのリソースを使い あまりGrid的でない方法によりとにかく作りためた。 - HPがLCGに参加する。T2的なサービスを行う。まず、Puerto Ricoに設置する。 - US open science gridというものが計画中。 USのリソースをLCG, EGEE, 他の国際的gridと連合したい。 - Fablic, Network Equipmentsは、stability, cost (both people and equipments),scalabilityを気にして設置する。 Cluster managementはDatagridから生まれた"Quatter" Storage managementはDESY/FNALのdCacheなどのソフトウエアがある。 Mass-storage <-> mass storage転送テストなども行われた。 Networkは将来もっと早くなることを期待。しかも、定常的に大容量データを安定に転送できる必要がある。 - ARDA 4 experimens, LCG, EGEE共同で開発 - GRID service 2007 GRIDはむつかしいもんだということが、どんどん分かってきた。 2006年夏にはProduction状態のLCGを運用開始ということで逆算すると、 2005年にはtechnology, architectureなどを決定、 2004年のData challengeの結果、学ぶことがとても重要。 というわけで、あまり開発の時間はない。 - 開発と並行してサービスのchallengeが重要になってくる。 Computing RRB 27.April 9:00 ============= LCG status L.Robertson (Plenaryと重複してない話) - 各センターとの間でLCG-2のサポート体制に関する合意がある。 例えば、VDT(US tools), DataGrid resource broker, Castor storage manager (CNAF,PIC,CERN),...... しかし、これらはフォーマルなものではなく、もっと正式なものに したいという話がある。 - LCG-2と次世代middleware LCG-2はData Challengeの主要toolでGridの経験を積むために 必須で、そのためのサポートや開発が行われている。LHC初期の 基本あるいはフォールバックのsolutionである。 しかし、新しい次世代のmiddlewareが開発され、それが主流になったら そっちに移ると考えている。 - Computing model (ATLASの絵が描かれているのでATLASの話かな) 単純化した話。 T0 at CERN。Raw data -> reconstruction -> ESD Raw + ESDを記録 Raw + ESDをT1に配る T1 Raw+ESD, calibration data, analysis data, data-base のpermanent storage。 Data-heavy analysis (組織的なジョブ管理かな) Raw -> ESDのreprocessing Regional support T2 ちゃんと管理されたdata storage, "Grid-enabled" simulation End-user analysis 因みに、この絵では、TaipeiはT2。 必要なリソースの推定(4実験合計)、MoU taskforceへのインプットとして使われた CERN T0+1 Disk 5 PB mass storage 20 PB CPU 19 MSI2000 T1 Disk 20 MS 18 CPU 45 T2 Disk 12 MS 5 CPU 40 - LCG man power 2009年末からはCERN ITのstaffing+実験からの寄与でほとんどOK 2006-2008に大きな欠損がある。 102 FTE*Year 2005年までのLCG phase-1の外からの人材が消える。 2005年でEGEEも終る。 これをどうするか、まだ目処がたっていない。 LCG resouces C.Eck - funding statusの(LCG phase-1)報告。 人は増えている。funding agencyに感謝。2004年material。2003秋のRRBの時に比べて、 ギリシャの300Kがなくなり、イタリアの貢献も減った(人件費の ほうに余分にかかった)。スエーデンから増額があったりしたが、 "ひょっとしたらあるかも"のフランスからの1MCHFが まだ確定していないのが心配。日本は2004に100K, 2005も100Kの予定。 Phase-1 + Phase2の準備の予算計画の大きな変更はない。 ギリシャの300Kは支払時期のやりくりでなんとかできるかもしれないが、未確定の1Mは問題。 - CERN + RCのリソースは、今年のData challengeの要求には足りている。 - Phase-2のコスト、まだ20M足りない。 MoU taskforce report D.Jacobs MoU taskforceがこの1月から活動をはじめている(前回のRRBでproposed)。 LCG MoUと,それぞれの実験ごとの(computing)に関するMoUのドラフトを作る。 Membership 4 experiments (ALICE, ATLAS, CMS, LHCb) LCG (C.Eck, L.Robertson) Countries(some)(F,D,I,UK,ES,US) 現在ドラフトこねくりまわし中。 LCGのMoUを現在集中してやっているが、実験のMoUも並行して、 ギャップや重複による混乱がないようにする。 Scope ===== LCG MoUは、CERN T0+T1, T1 centers, "qualifying"T2 centersのcollaborationを定義する。 Serviceに関するlong-term committmentが必要。サイズのthresholdも考慮。 小さい、あるいは、committmentの貧弱なcenterも実験のために使われる だろうが、これらは特にMoUを考えない。 毎年更新のAnnexには、サービスの内容を明記する。 Resource Allocation Committeeというものを作る。 各実験への割当の大枠を決める。LHC実験から独立な集団。LHCCがappoint。 (LCGの)Collaboration memberから成るCollaboration boardを作る。 Fundingは、CashではなくDeliverable(規模やら、サービスの質やら)で指定。 予定 ドラフトを2004年10月のRRBに提出する。2005年4月のRRBでの承認を目指す。 川本