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                      Resources Review Board

                   Plenary session  18.04.2005

日本から出席:岩崎、岩見、川本、寺門(?)

R.Aymer CERN所長
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LHCは2007年7月に最初のビーム衝突を行う計画で物事を進めていることを確認。
昨年見つかった冷凍系の問題による加速器建設の遅れが懸念されたが、技術的な
解決策は進んでおり、また遅れを阻止するために予算の増額を提案し、3月の
councilで承認された。

スケジュールは大変厳しいが、加速器、実験、コンピューティングの3者がどれ
も遅れることなくゴールに向かってがんばってくださいとコメント。

加速器は、Lin Evensの報告を参照
実験は、特にCMSにおいてクリスタルやトラッカーの問題がある。技術的な問題や
納期の問題もあるが、予算不足による問題もある。予算の不足で実験の準備が遅
れるのは大変遺憾であるとfunding agencyにアピール。
コンピューティングについては、Jos Engelenの報告を参照。LCG 2nd
phaseの予算不足が問題である。これもfunding agencyにアピール。


L. Evans
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LHC建設状況の報告

- Dipoleのinstallationが3月中旬に始まった。
- Dipoleのcold mass、50%が納入。生産のスピードはスケジュールと比べて適切
 である。
- CMS cavernの完成
- QRL(cryotube)の問題。去年の夏、2つのoctantに設置が完了した時点で発見さ
 れた。これによる建設の遅れを防ぐためCERNで修理。クリスマス休日中も作業
 をした。修理と設置は進んでおり、7月、8月に冷却をテストをおこなう。しかし、
 製造のスピードを上げる必要があり、支出がそのために増加する。Councilは
 そのための予算増を認めた。
- 新しい詳細なスケジュールでは、2007年6月末にcommissioningを完了しビーム
 の準備ができる。

Q: Injection testはどうするのか?
A: 大変有効だが、スケジュール的にややこしい。半年後に返事を。

Q: Beam出したあとのcommissioningはどのくらい時間がかかるか。最初の
  luminosityはどのくらい?
A: はっきりとは言えない。A few monthsかな。luminosityは、、実験の手に負
  えないくらいでるよ(冗談?)


J. Engelen
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LCGの報告

- LCG MoUのドラフトが完成。
- Phase-2(2006年から)が接近中
- Phase-2のCERNのfunding(T0のため)が約20M不足。

特に質問は無し。

記録:川本


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