From: "Tanaka Reisaburo" 
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Sent: Wednesday, November 30, 2005 3:33 AM
Subject: [atlas-j-sisoft:00609] ＳＣＴソフトＴＶ会議メモ（１１／２９）

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SCTソフトＴＶ会合メモ

時間:       ２００５年１１月２９日（火曜日）18:30-21:20
出席者:   筑波大：　　　中村（二）、中村（雄）、永井
　　　　KEK：　　　　近藤
　　　　京都教育大：　高嶋
　　　　岡山：　　　　内藤、美馬
　　　　CERN：　　　上田、田中礼
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１）CTB解析進展報告　　　　　　　　　　　　　　　　　中村 （二）

　http://hep-www.px.tsukuba.ac.jp/~kojin/athena/sct_soft_memo.html　の一番下参照。
○　Thijsが見つけたLorentz Angleの補正のバグの影響が、11/24のID CTB会合で報告されている。
　9-100GeVのπビームで、運動量の平均値も分散もMCとほぼ合うようになった。
○　e- 180GeVによるphoton runがあるのでγコンバージョンを使って、物質量の評価をしたい。
○　他の３層からトラックを引いて、層の効率とノイズを求める。効率は98%とちょっと低い。

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２）ジオメトリー進展報告　　　　　　　　　　　　　　　内藤、美馬、近藤

○　マテリアル情報, Power Tapeを修正した最新版をGrantに送った。
　CVS offline/InnerDetector/InDetDetDescr/SCT_GeoModel には、SCT_GeoModel-00-07-02
　として入っている。
○　GrantがFred Luehringに内藤が自由にCVSにコミット出来るように権限を与えるように
　依頼してくれた。←　将来は、高嶋がコミット出来るように依頼する。
○　ジオメトリーは、lxplusでコンパイル出来ること、DC２からセンサー位置が変化ないこと
　を複数の手段で調べてある。←　あとからチェック出来るようにWEBページに記録しておく。

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３）W→eν解析進展報告　　　　　　　　　　　　　　　 内藤

○　Liq.Ar, Tile, Muonをオフにして、Pythia W→eνをfull simulationすると、最初のイベントで
　abortする問題に関して、Andrea Dellacquaとやりとりしている。Andrea Di SimoneがＧ４を調べている。
○　ηカットがないのが一つの原因なので、"the eta-phi filtering mechanism"を使ってjobOptions
　にη=[-2.5,+2.5]のカットを入れた。Pythia Ｗ→eν 10eventsが２分で終わった。
　ただ、G4PropagatorInFieldのエラーメッセージは出続けている。
○　Andreaからは、これで問題の一部はマスクされたが、ビームパイプのデザインを変えない
　限り、Ｇ４のバグは残るとのメッセージが来ている。バグフィックスのため11.0.2にした。
　←　待ってても仕方ないので、実際にはη＝[-1,+1]だけでやってどんどん作業を進めるべき。

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４）アラインメント　　　　　　　　　　　　　　　　　　高嶋、美馬、田中礼

戦略（田中礼）
http://fphy.hep.okayama-u.ac.jp/~tanaka/atlas/sct/alignment.pdf
○　Adlene Hicheurの書いたヘルプリストが、
　http://atlas.web.cern.ch/Atlas/GROUPS/INNER_DETECTOR/ 
PERFORMANCE/ALIGN/new-help_list.htmlにある。日本がとりあへずやれそうなのは、２：バリデーションとテ 
スト、６．モジュールの内部Metrology. それからSC1宇宙線テストデータの解析か。
○　KEKで海野、寺田氏と議論した。モジュール生産時のデータベースがある。Out-of-Plane(Z)
　でのモジュールのintrinsicなbowing（４枚の接合による／＼型の形状、スペック<200μm）
　が問題となる可能性がある。左右のセンサーのMidplane形状をモデル化してGeoModelに入れる？
○　本当にやりたいのは、検出器のアラインメント。イギリスとドイツは組織的にやっている。
　Iterativeなアラインメント法を提案してはどうか。シリンダー（twistなど）→モジュール
　(stripと垂直方向のパラメーター)→残りのパラメーターの順にアラインメントする。

New Trackingによる残差分布（高嶋、美馬）
http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~takasima/pukiwiki/pukiwiki.php?SCT%20Geometry%20and%20Alignment
○　Z→μμサンプルで、SCT３層目を80μmずらしてreconstructionした。残差分布を見てみると
　１，２層めはピークが-6μmだが、３層めは+34μm、４層めは-19μmとなった。
　　←　何故１，２層目がpullされないのか分からない。それぞれの層をずらしてみては？
○　岡山でも京教大と同じ環境にして、同じプロットが得られた。HepVisViewerで移動が見られるようにしたい。

　←　アラインメント・データの蓄積法やコンディションDBの取り扱い、実際のアラインメント手順
　　など分からないことだらけなので、引き続き情報収集する。（田中礼＠CERN、高嶋@Orsay）

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５）ＳＲ１宇宙線テスト　　　　　　　　　　　　　　　　高嶋、永井

○　Wikiページが存在し、ジオメトリーや解析パッケージが既に用意されている。
https://uimon.cern.ch/twiki/bin/view/Atlas/InDetCommissioning
Detector description of the SR1 layout: Grant Gorfine
　　　　Alignment and calibrations Alignment group Adlene  Hicheur et al
SCT: Muge Karagoz Unel , Ola Kristoffer Oye , Bjarte Mohnとなっている。

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○　高嶋と永井は、11.0.1で動かしてみた。トリガーの関係で、 
イベントが残る効率は３％。
http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~takasima/pukiwiki/pukiwiki.php?cosmicRun
○　海野氏からのメールによると、SCTサービス接続は１月末に 
完了、TRTのクーリング
　マニフォールド修繕のため、combined testは２月〜４月中旬の予定。

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６）今後の予定

春の学会講演申し込み
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○　来年春の学会は、愛媛大学・松山大学、2006年3月27日（月）〜3月30日（木）。
　申込締め切りは、12月4日（日）17時なので忘れずにやる。発表予定は、以下の３人。
　　　　GeoModel+W質量　内藤
　　　　CTB解析　　　　　中村（二）
　　　　アラインメント　　美馬

SCT offline software会議　１２月１４日（水）14:00 in room 40-5-A01
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○　Richard Batley（Cambridge）によるSCT関係のオフラインソフトの重要会議。
　シミュレーション、リコンストラクション、キャリブレーション、アラインメント、
　モニタリング、宇宙線テスト、CTB解析などのレビューを行う。
○　近藤がCERNに滞在しているので、代表して現状を発表する旨講演を申し込んだ。
　GeoModel(内藤、美馬)、CTB解析（中村二）、アラインメント（高嶋、美馬、田中礼）が、
　それぞれ３−５枚のトラペンを１２月１２日（月）までに準備するこ と。
　
その他の予定
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○　Software&Computing Workshop＠LAL/Orsay１２月５ 日ー９日　高嶋、中村（二）参加
○　アトラス日本グループ総会　SCTサブグループ会合　１２月２４日（土）午後
　　←　現状を各自１０分程度で報告すること。

○　次回ＴＶ会合（アトラス日本MCU３７番）１２月１２日（月）18：30〜（CERN 10:30~）

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文責：田中（礼）