件名 : [atlas-j-sisoft:00075] 2004 年 7 月 13 日 TV 会合メモ 送信日時 : 2004年 7月 16日 金曜日 9:52 AM 差出人 : kondo 返信先 : atlas-j-sisoft@ml.post.kek.jp 宛先 : Si-Soft TV会合メモ 2004年7月13日(火)18:00-19:30 参加者:高嶋・内藤・中村浩二・原・近藤(TVは筑波大ー岡山大間)     田中礼はViennaからアクセスしてこなかった。 (1)内藤の進展報告 ・内藤の作業ページ→進展状況→作業報告書13th Jul 2004 を説明。 http://fphy.hep.okayama-u.ac.jp/~naitou/sct/progress2004/report01.html ・Athenaと留田detailの輻射長のrapidity分布を比較した。   (1) 留田detail分布が約2割少ない。  (2) 留田detail分布はいくつもピークが出ているがAthenaはスムーズ。 ・内藤がAthenaと留田detailのプログラムの比較表(名前レベル)を出した。 ・留田detailで不足しているものがあったとしても、その不足分がちょうど谷を 埋めてスムーズなAthena分布になるとは考えられない。 ・single particle gunでの発生がAthenaとFADS/Goofyで違っているせいでこの ような分布の形状の違いが出ているのではないか?Athenaでは粒子の発生点が beam軸方向に+-5cm位分布しているのではないか?−−−>要調査。 (2)中村浩二の進展報告1 ・http://hep-www.px.tsukuba.ac.jp/~kojin/athena/detctor_meeting/TVmeeting_SC Tsoft.pdf を説明。 ・AthenaのNova geometryとGeomodel geometryの輻射長のrapidity分布を比較した。 Novaでは barrel部とforward部を分けて計算した。 ・Geomodelはbarrelとforwardは分かれてない。Geomodelによる図を紹介し、部分を 削ったりすることが容易にできることが示された。 ・不思議なことにforward部のみからでも、eta〜0付近に10%程度の分布が出ている。 しかもそういう部分だけは統計誤差が大変大きい。そのような部分はeta=1付近で一 旦少なくなる。 ・同じようなことがbarrel部のみにも起こっており、eta>2の領域で分布が出ている。 内藤のAthenaの分布も同じものが出ている。 ・中村はこれらの余分な分布は空気のせいかと思い計算した。空気は1輻射長が300m なので余分な分布は18m位の空気に相当する。ーーー>しかし空気なら分布はもっと 統計はよいはずだし一旦ゼロになるはずがない。−−−>プログラムまたは使い方が おかしいはず。要調査。 ・phi分布に特別異常やピークはない。 ・TDRのrapidity分布と比較。SCT部分はeta=1付近で13%位でオーダー合っている。 (3)中村浩二の進展報告2 ・CTBのgeometryでのhitの分布を見せた(8グラフ)。 ・pi+をinteraction pointから1000発入れてみた。 ・residualであるz(H)=入射位置ーhit pointの分布がおかしい。センター値が0.6mm くらいずれていてゼロでない。しかも0.8mmの広がりがある。磁場のせいか?Library を入れると動かない?これも要調査。 (4)近藤:進展なし。 (5)高嶋: 高嶋作業ページの最後の3行が6月講習会以後の進展。 ビーム軸方向の???? Hprofileの代りにhbook1を作ってみた。 (6)重さの計算: ・内藤の進展状況6/25 (http://fphy.hep.okayama-u.ac.jp/~naitou/sct/progress2004/p0625.html) が最新のもの。簡単な物体を作って計算してみたがまったく合わなかった。 ・radiation lengthを使ってやる留田の方法の使い方がおかしいのではないか? 物質のdensityを直接使えばいいのでは。重さを計算する原理(長さ*面積*密度) から再考するべきだ。 (7)宿題: ・CTBのmagnetic fieldが入っているかチェックする。 ・Athenaでsingle particle gunの起点の分布を調べる。 ・Hprofile, event ないのがどうして起こるか? (8)CERN夏の作業会 ・Grantに何をやってもらうか?ーーーー>田中礼氏に交渉してもらう。 ・高嶋は日本の活動の報告を用意する。 ・原・中村は早くからCERNに滞在するので、ビームテストはじめいろいろな連絡をま めにしてもらう。 文責 近藤