Date: Sat, 22 May 2004 12:22:01 +0900 From: TANAKA Reisaburo Reply-To: atlas-j-silicon@ml.post.kek.jp Cc: atlas-j-comp@ml.post.kek.jp Subject: [atlas-j-silicon:00326] SCT ソフト作業会メモ(5/20−22) ======================================================================== SCTソフト会合 + 作業会 メモ 時間: 2004年5月20日(木) −22(土) 於 岡山大学コラボレーシ ョン棟512号室 出席者: 原、中村浩二(筑波M1)、中村雄一(筑波M1)、近藤、 高嶋、上田、内 藤大輔(岡山M1)、田中(礼) ======================================================================== 新年度になり新M1の3人を迎えて、作業会と今後の活動方針の議論をおこなった。 ------------------------------------------------------------------------ 1)SCT Geometryの現状(近藤)(トラペはSCTソフトのWEPページ参照) ◯ 留田の仕事(修士論文は、アトラス日本HP→講演集・論文集から)の紹介。NOVAデー   タベースによりFADS/Goofyを使って開発してきた。やったことは、2つある。   1)Geantinoを飛ばしてG3とG4でのNOVAベースの物質量の比較を行い、ほぼ一致をみた。   2)G4でのファインジオメトリーの開発。センサーなどは入った。サービス関係の構造は複雑だ。 ◯ 留田の仕事を継続して、ファイン・ジオメトリーの開発をおこない、その後簡易版コース・ジオメトリーの   開発をしたい。図面から近藤がエクセルファイルをほぼ作った。名前も全部「SCTB」で始まるようにした。 ◯ SKIモジュールにしたが、センサーの重なり(r−φもZ方向も)により扱いが難しい。浅井(慎)氏によると   Volumeをなくして直接書いた方がよいのではないか、とのこと。   Q)メモリーやCPUの問題はないのか?粒子のヒットを探すときに全部のVolumeを探すことになり、時間が     かかるのではないか? → 確認する。 ------------------------------------------------------------------------ 2)SCT Geometryの重量計算(内藤) ◯ 3月に留田と一緒に作業して引き継ぎを行った。 ◯ G4で重量を計算するようにして、チェックしている。   ← 部品によっては数千kgになり、全く間違っている。計算方法を確認すべし。 ------------------------------------------------------------------------ 3)Andrea Dell'Acquaとの議論について(上田) ◯ AndreaとしてはFADS/Goofyをそのままやってもらってかまわない。 ◯ 近い将来GeoModelに移行することも考えなければならない。 ------------------------------------------------------------------------ SCTシミュレーションの実習(高嶋)  http://fphy.hep.okayama-u.ac.jp/~takashima/ に従って、  ◯ Pacmanを使ったathena 8.0.1のインストール  ◯ Athena 8.0.1 sct Test beam解析のセットアップ  の実習をおこなった。 ------------------------------------------------------------------------ ATHENA作業環境とアカウント   lxplus(CERN)     日本からもアカウントを取得できるはず。M1は各自取得すること。   refrc(アトラス標準環境),lxatl(物理グループ)     ICEPPにアカウント希望を出す。 CERN標準のzshellをどうするのか聞く。   okatlas(岡山RH7.3)    全員のアカウントを作成した。     CERN linuxの入っているdimension1にathena8.0.1をインストールした。 議論:結局どこで開発するのか? ◯ 自分のところのPCにathena環境が整っているのが一番望ましい。しかしathena環境は   手段であって目的ではない。インストールにあまり時間を割きたくない。 ◯ CERN最前線では、現在athena8.2になっている。開発ではCMT, CVS使っている。 ◯ pacmanは開発者用ではない。Jobを走らせるためのもの。checkin出来るのだろうか? ◯ 開発するのであれば、CERNのバージョンと同じにすべき。pacmanでフォローできるのか? → とりあへず、各大学でAthena8.xxが動く環境にして、仕事を始めることにした。 ------------------------------------------------------------------------ 議論 ◯ G4ジオメトリー   G3から正しいG4ジオメトリー構築を急ぐ。FADS/GoofyまたはGeoModelでやる。   ← GeoModelでどのように構築するのか高嶋が次回までに調査する。 ◯ Combined Test Beam (CTB)   CERNでビーム・テストが始まろうとしている。日本グループとしては、使用されるのが   エンドキャップ・モジュールということもあり、参加しない方針。   しかしCTBデータは、G4の実際のデータを使ったテストという観点から非常に重要。   M1を夏に参加させてはどうかという案が出た。夏のSCTビームテストは、メイン・ユーザー   としては7/28-8/11。原が、Gareth MoorheadとGrant Gorfineにコンタクトする。 ◯ DC2解析   これをやるのであれば、Davide CostanzoのValidation groupに入る。物理関係は物理グループ   に相談する。 ------------------------------------------------------------------------ 宿題 次回の会合までに、新M1は以下の宿題をやること。 ◯ Athenaを動かせる環境を作る。(指導:高嶋、上田)   100GeV μ-をsingle particle gunを使って1000個飛ばしhitsを作る。 ◯ Athena DC2ジオメトリーのチェックをする。(指導:近藤)   バレルSiセンサーの輻射長を測るコード(UserAction)を入れ、ヒストグラムを作る。   結果を留田の修論(G3/G4)と比較する。 次回 ○ 7月1日(木曜日)〜3日(土曜日)頃 於京都教育大学 ------------------------------------------------------------------------