Date: Sun, 5 Oct 2003 00:40:49 +0900 (JST) From: Reisaburo TANAKA To: atlas-j-silicon@ml.post.kek.jp Cc: atlas-j-comp@ml.post.kek.jp Subject: SCT soft meeting memo (10/3-4) ================================================================================ SCTソフト 会合+作業会 メモ 時間: 2003年10月3日(金)、4日(土) 於 岡山大学理学部 天気:日本晴れ 出席者: 森田、近藤、上田、高嶋、留田、横山(岡大4年生)、田中(礼) ================================================================================ 1)Software Workshop 報告 田中(礼) 全体の予定 ○全体の報告は、田中(純)氏のメール[atlas-j-comp:00219]参照。以下、SCT関連事項を報告。 ○ 2004年の主なイベントは、DC2(4月から)とCombined Beam Test(5月から)。ComputingMoU 2005年末。 ○ ATHENAで、POOL+EDM+Digitization&Pile-up のテストが可能となる予定。 ○ ATLAS Unit:Codeに数字書くな、CLHEP SystemOfUnits(mm, MeV)使え、φ=[-π,+π] などDarioが提唱。 Simulationセッション ○ Computing WBS(Work Breakdown Structureの略?、ATLAS略語(or jargon)辞典を誰か作ってくれ〜) http://atlas.web.cern.ch/Atlas/GROUPS/SOFTWARE/OO/planning/ IDの予定に関しては、1.2.2 Inner Detector Software の項を参照。 ○ 2004年1月末にSimulation Workshopを開催。Contributeできるように頑張る。 ○ 7.0.0リリース。Pile-upのinfrastructureについて議論。Multiple-input stream(POOL)が必要。 ○ まだ公開されていないのは、Vertex displacement, Geo2G4,MCtruth(村上氏のコード)。 ○ Persistencyは、現在Athena/ROOTだが、そのうちPOOLへ。 ○ Andreaは、DC2の目的が明確でないと主張。物理のためのproductionなら無理だろう。 Computing modelのvalidationなら条件を緩められる。G4のテストならGeoModelに集中すべき。 いずれにせよperformanceテストが最重要課題。 ○ Davide Constanzo(LBL)がdigitizationを取り仕切っている。IDは、TRT以外問題なし。 ○ Tommaso Lari(Milan)が、beam testデータをG4とAthenaのdigitizationコードを使って、 hit multiplicity, δ-ray,電荷分布など比較している。SCTにも参考になる。 ○ SCTに関しては、Matevz TadelやAndreas SalzburgerらがG3とG4の比較でvalidationを行っている。 ○ Grant GorfineがGeoModelについて詳細なインターフェースを準備している。 ----------------------------------------------------------------------------- 2)SCT Week 報告 高嶋 ○ Software Workshopと同時にあったSCT Weekで日本の活動報告をした。 http://agenda.cern.ch/fullAgenda.php?ida=a021567#s12 ○ 新しいIDソフトのcoordinatorは、Markus Elsingである。 ○ 今年のbeam testで、combined dataをATLAS formatで取った。解析する人材が必要。 ○Simulation->Digitization->Reconstructionチェーンが(遅れているTRT以外)出来つつある。 ○ Simulationに関しては、Davide Constanzoにより、すべてのID Geometry, Sensitive detector, hit persistency in AthenaRootにより動いている。まだGeometryのアップデート、validation、 最適化が必要。 ○ DigitizationもDavideにより、hitを読み込んでRDO(Raw Data Object)を書き出す。 ○ Detector descriptionは、GrantがGeoModelを整備。G4 geometryは、日本が書いている。 ○ GrantがG4/GeoModelに関しては、DC2のために新しいgeometryが必要と明確に述べた。 Moduleが正しく入っていない、位置が間違っている、マテリアルも間違っているため。 日本がbarrel、Grantがendcapをやると宣言されている。WBSプランによると11月15日までに作れ。 ○ Displacementを入れる事のできるathenaROOT hitのconverterを高嶋氏が提案する。 ----------------------------------------------------------------------------- 3)Geometry進展報告 留田 ○ SKI Volumeに直したgeometryをまだGrantに送っていない。検出器がまだ重なっている。 → バグを早急に直して、NOVA/SKIバージョンをGrantに送りCVS repositoryに入れてもらう。 ------------------------------------------------------------------------------- 4)議論 ○ Grantが、DC2のためG4/GeoModelの新しいgeometryが必要だと宣言したことは、日本の主張が認め られた形になった。日本が、Barrel Geometryに責任を持つことになる。 ○ Grantらに以下の希望と質問を聞いてみる。 ● 7.1以降はG3との比較は終了し、これまでのG3 geometryと決別できるのか? ● NOVAのパラメーターをこれまでの20からもっと増やしたい。 ● 名前もFORTRAN遺産の6文字でなく、読んだだけで分かるように変更する。 ● Materialは、XML以外の方法でどうやって入れるのか? ○ Detailed geometryは、Moduleのみ完成している。これからservice関係を入れる(留田、近藤)。 ○ Fine v.s. Coarse Geometryをどうやって評価するのか? 1. G4 Stand alone 多重散乱、Conversion rate(X0)により違いを見る。 2. Athena/GeoModel まず使えるようにする。Level-1と3を作る。Pixel,TRTも同様にするようにDavideに依頼。 3. Hit→Digitization→Reconstruction これもまず使えるようにする。Pixel, SCT, TRTを動かす。 たとへば、b-tag効率 v.s. Jet rejection factorでLevel-1と3の違いをみる。 ○ GeoModelに関しては、緊急の課題ではない。そのうちコードの読み合わせをする必要がある。 ○ Digitizationに関しては、Athenaによりbeam testデータを解析できるようにする(高嶋)。 SCTのDigitizationについて、日本がコード・マネージメントをすると手を挙げる? ○ 来年のCombined Beam Testは、Particle IDなどcombined performanceの研究が主である。SCT自体は 既にこれまでによく研究されている。修論のテーマにはぴったりであるが、日本がどのように 参加(または不参加)するかは、もっと議論する必要がある。 -------------------------------------------------------------------------------