件名 : [atlas-j-silicon:00038] SCT simulation 送信日時 : 2002年 3月 2日 土曜日 2:29 AM 差出人 : Reisaburo TANAKA 宛先 :atlas-j-silicon シリコン関係者各位、 Innder Detector(Pixel/SCT/TRT)のソフトウエアー・コーディネーターの Dario Barberisq(Genova)と、SCTソフトについて話してきました。 ○ 昨年秋要請があったID Software MoUに、日本が(うやむやになって) 返事をしなかった非を詫びたら、95%は返事が返って来なかったとのこと。 マンパワーを確約するのを恐れてどこも出さなかったらしい。 ちなみに PBS/WBS for Inner Detector software は次にあります。 http://www.ge.infn.it/~dario/pbs_InDet_250701.pdf これをもとに、日本が貢献出来る可能性があるところはどこか議論。 すぐに取りかかれそうなテーマ(修論にぴったり)は、 1)GEANT4シミュレーション(FADS/Goofy, Athena?) - バレル・モジュールの正確なジオメトリー - tracking, cuts, timing, track fitなどのSCTを使った最適化 - 放射線強度のシミュレーション γ、中性子(GEANT3低エネルギーで合わない、 Geant4に正確なGeometryを入れて計算。GHEISHA/FLUKAの問題?) 2)SCTテストビーム解析 - ビームテストでKEKに来たMarcel Vosがやっている。 将来的には、解析でいろいろ貢献できるところがあるだろう。まだ人がいない。 - Clustering and 3D points - Pattern recognition algorithm: iPatRec, xKalman - Track extrapolation algorithm - Track fit algorithm, Bremsstrahlung fit(e+-) - Vertex finding and fitting: γ→ee, K0s/Λ, kink, hadrons in GEANT4 etc. - Graphics: geometry, hits, digits, tracks, vertices. この他の情報は、 ○ Detector Description - XMLやAGDDで書かれているが、この先どうなるか不透明。 ○ Event Data Model - 来週のSoftware weekで議論がある。尼子・上田先生教えてください。 ○ 3ヶ月に一回software weekがある。次回は、5月下旬。人を送った方が良い。 IDのソフトグループの会合は、月に1回にペースでやっている。 田中 礼三郎