From: "Tanaka Reisaburo" To: atlas-j-sisoft Cc: "田中 純一" ; "東城 順治" Sent: Saturday, October 07, 2006 6:49 AM Subject: [atlas-j-sisoft:00897] Grant GorfineとのGeoModel会合メモ SCTソフト関係者さま、 今週Grant Gorfineと内藤、田中礼、近藤の3人がCERNで 会って、GeoModel関連の話を1時間ほどしました。以下、その簡 単なメモです。 Grantは、SCTソフトは既に離れていますが、ATLAS検出器 全体の責任者みたいになっていて、最近では9月11日の Software & Computing Workshopで「As-Installed Geometry Status」を話しています。 http://indico.cern.ch/conferenceDisplay.py?confId=a057208 参照 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 10月4日(水)10:00-11:20 CERN@カフェテリア Grant Gorfine(Wuppertal/CERN)、内藤、田中礼、近藤 1)SCTマテリアル ○ 近藤がAlessandro Tricoli (RALポスドク) 、Pat Wardと協力してバレルSCTサービスのアップデートをしている。 フランジ部分を改善すれば終了する見通し、実際の重量とGeoModelによる重さを比較可能な見通し。 2)マテリアル・バジェット ○ 今後はSCTバレルのマテリアルのvalidationに寄与して、物理までつなげたいと伝えた。 ○ 900GeVコミッショニングで低エネルギーのπやηを使ってγのコンバージョンから 物質量を比較しようと言うアイデアが、Daniel Froidevauxから出ており、KEKの東城君が作業を始めている。 先週のID Week/ID SoftwareセッションでもDanielの報告が あった。Volunteer募集とある。誰でも一応はWelcomeらし い。実際に手を動かして寄与することが大事。Danielは、 8ヶ月前に何人も手を挙げていたのに、実際のコード開発が進んでいな いとブツブツ言っていた。 http://indico.cern.ch/conferenceDisplay.py?confId=a0626#20 参照 ○ extra materialのスタディーをGrantが始めているの を知っていたので、前日内藤がコードを探って一晩で調べた。 http://fphy.hep.okayamau.ac.jp/~naitou/sct/trape/extra_material_mechanism20061004.ppt 参照 分かったことは、以下のとおり。   ※2つの重要なクラスがある。ExtraMaterialクラスがextra material volumeをbuildする。   ※ExtraMaterialは、Tube, TubeSector, Coneの3通りしかシェープがない。   ※ExtraMaterialの情報は、オラクルDBにある。   ※TubeVolDataクラスがDBから情報を読んでそれをキープする。    ※TubeVolDataは、rmin1, rmin2などによってextra material volumeのshapeを選ぶ。   ※ATLAS-CSC-01-02-00 tag InDetExtraMaterial-00でトラペンのテーブルを見ることができる。    内藤は、GeoModelでバレルSCTモジュールを構築したので、この辺りの話はよく分かる。  → これらのスタディーは、H→γγやH→ZZ*→eeee, eeμμなどe/γが関係する物理に とって非常に重要。特にPixel/SCTでのearly conversionやbremsstrahlung効果のスタディーが重要となる。 ← 最近Grantがextra materialのwiki pageを作った、と教えてくれた。 https://uimon.cern.ch/twiki/bin/view/Atlas/DistortedMaterial バレル部では、B-layerの後に1%, TRTで1-3%入れている。場所は、GrantとDanielが話して決めた。   Danielのアイデアで、η、φでわざとasymmetricにして、物理のパフォーマンスを調べようとしている。 → 今後の日本グループの研究計画はこれから議論するところだが、Grantとはコンタクトを続けたいと伝えた。 本気でやるなら、e/γコンビーナーのDaniel FroidevauxとDirk ZerwasにEoIして会って話をつける。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これからの具体的な研究計画については、10月14日(土)の大阪大学での作業会で議論する予定です。 メモ係 田中礼