件名 : [atlas-japan:00646] Atlas Week meeting memo: MC meeting 2004.02.23 送信日時 : 2004年 2月 24日 火曜日 8:01 PM 差出人 : Shigeru Odaka 宛先 :Atlas-Japan 2 月 23 日午後に行われた MC meeting の報告です。 尾高 --------------------------------------------------------------------- MC group meeting 2 月 23 日月曜日 14:00 より 最近、この meeting は ATLAS software release への generator 組み込みな ど、テクニカルな話題ばかりになっています。event generator そのものについ て議論する雰囲気は余り無くなっているので、今回は様子見のつもりで出席しま した。したがって、何も話しませんでした。 出席してみると、やはり AcerMC の報告があっただけで他は software release や DC2 の話だけでした。そもそも報告は 4 つだけで、Ian Hinchliffe だけが 話しまくって 1 時間くらいで終わってしまいました。前の週に Physics validation meeting があり、それもこのグループの守備範囲に成っているので 主な興味はそちらに行ってしまっているのかも知れません。 各報告の概要は以下の通り。 1. 最近の software release について:G. Stavropoulos (U.C. Berkeley) 最近の release では "persistency" の標準は POOL。最新の HERWIG には multiple interaction を simulate する JIMMY という generator が組み込ま れている。SHERPA, TopRex, AlpGen, MC@NLO なども入っている。最近の ATLAS 標準単位は mm, MeV。昔の version やほとんどの generator の標準は mm, GeV。間違えないように。ROOT I/O は使うな。 Version 8 の予定。PYTHIA 6.3 が出ているが、まだテスト版の段階。 underlying event のモデルが全く新しくなった。Version 8 で暫定的に入れ る。SHERPA の validation が必要。MadGraph の code を手に入れた。 2. AcerMC 2.0:B.P. Kersevan, E. Richter-Was ATLAS の Higgs study 用に作った generator package。MadGraph で作ってい る。新たに 6 体の top-pair production と background の b bbar + 4 fermions などを加えた。Kajantie-Byckling phase space factorisation (E. Byckling and K. Kajantie, Nucl. Phys. B9 (1969) 568) という手法を加える ことによって多体生成の効率が良く成った。manual 整備などはこれから。さら に process を追加する予定。 3. DC2 の予定:I. Hinchliffe (LBNL) software release 8.0 を使う。まず 10^7 events を生成。process は Physics group の要請に依る。詳細は http://phyweb.lbl.gov/~ianh/dc/ 参照。"Post- production" は夏から。 4. HERA-LHC Workshop:E. Richter-Was (I. Hinchliffe が代読) Start-up meeting が CERN で 3 月 26-27 日。その後 10 月と来年 1 月に meeting を予定している。5 つの Working Group に分かれて study。その一つ の MC tools Working Group の ATLAS contact person が E. Richter-Was。昨 年夏の MC Workshop と重複しないようにする。HERA で検証できる課題にしぼ る。検討課題を募集する。CASCADE (H. Jung, hep-ph/0109102, http://www.quark.lu.se/hannes/cascade/) を試してみたい。 以上