第136回CERN制限理事会メモ 日本からの参加者:   斉藤(ジュネーブ代表部)・南(KEK国際企画課長)・近藤(KEK) 第136回CERN制限理事会で発表されたLHC加速器の現状と近未来予定は以下のとおり: ・セクター45での励磁テストは5.3TeV相当の磁場まで成功した。  幾つかのマグネットかクエンチしたのでそれ以上は上げられない。 ・現在8セクターのうち1つがほぼ超流動He温度、3セクターが冷却中。 ・他の3セクターは4月中旬に冷却開始する。 ・加温したセクター45はinner tripletを接続後5月20日に冷却開始する。 ・加速器全体は6月中旬に冷えることになる。 ・6月末に各実験装置はclosedになり、加速器へのビーム入射が始まる。 ・8月末に5TeV+5TeV=10TeVの衝突をめざす。 ・10TeV運転で物理結果が出るようLuminosityをためる要望がかなり強い。 ・2009年冬のシャットダウン中に7TeVまで上げる作業をする。従って  14TeV運転は2009年の春からになる。 ・2008年4月末にビームの最終予定を決定する。 ・2008年10月21日(火)に関係国の元首級を招いてLHC完成式典を催す。 なお、LHCリングの温度状態はhttp://lhc.web.cern.ch/lhc/にあります。 文責 近藤