研究概要
EFグループは、エネルギーフロンティア加速器を使った実験により、 ビッグバン直後の宇宙を支配していた素粒子の研究をしています。 未知の素粒子の探索と、 ヒッグス粒子の精密測定などから、電磁気力、弱い力、強い力、重力の統一的理解、 暗黒物質の正体の解明、 素粒子の質量や世代構造の謎の解明など、 素粒子と宇宙の様々な問題に挑んでいます。
そのために、KEK-EFグループは、以下の2つの研究を進めています。
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世界最高の衝突エネルギーを誇る陽子陽子衝突型加速器LHCを用いた ATLAS実験の物理解析と検出器運転、さらには高輝度化実験に向けた検出器開発と建設
約3000人の国際共同研究の中で、 物理解析では、超対称性粒子などの未知粒子の直接探索、ヒッグス粒子やトップクォークなどの性質の徹底検証を通じて新しい物理像を探究、 検出器開発では、半導体検出器による内部飛跡検出器、ミューオントリガー検出器と高速トリガー回路の開発・建設・運転を主導しています。 詳しくは、こちらのホームページをご覧下さい。 -
国際リニアコライダー(ILC)計画をはじめとする将来の エネルギーフロンティア加速器実験に向けた物理と検出器のR&D
ILC実験における素粒子反応のシミュレーションによる研究(詳しくはこちら)や、ILCをはじめとする将来実験への導入を目指した、半導体検出器、エレクトロニクス、AI/深層学習の素粒子実験への応用などの開発研究を行っています。
私たちと一緒にエネルギーフロンティア加速器を用いた素粒子研究を楽しみませんか!